FOIP (Face Over IP) とは、現実の顔とゲーム内プレイヤーの顔を同期させ、表情によるコミュニケーションを可能にする機能。 フェイスリンク以外にも、プレイヤーの顔の動きを元にゲーム内の視線とリンクさせるFOIPフリールック機能も備えている。
フェイスリンク機能[]
FOIPのフェイスリンク機能は、ゲーム内プレイヤーと現実の顔を同期させることで、表情の変化をリアルタイムで他のプレイヤーへ伝える事が出来る。 この機能によってゲームプレイが特別有利になる訳ではないが、船舶同士のビデオ通信や、リアリズムなボイスチャット「VOIP」等の機能と合わせて使用する事で、より深いコミュニケーションを実現できるだろう。
フリールック機能[]
FOIPは、顔をリンクさせることでプレイヤー同士でのコミュニケーションをより豊かにする事が可能であるが、もう一つの機能である「フリールック」も非常に有用で、これ目当てにウェブカメラを購入するのもありだろう。 FOIPフリールックはプレイヤーの顔の動きを同期させることで、自由な視線移動を可能にし、臨場感や船舶の操作性を高めてくれる。 さすがにTrackerや、VR程の精度は無いため戦闘向きとは言えないが、一般的な航行であれば実に有用な機能と言える。 (※ ただし3D酔いに弱い人にはオススメ出来ません。)
必要な物 []
FOIP機能を使用するには、当然ながらWebカメラが必要になる。 以下は実際に動作が確認できたカメラ(筆者はC270を使用)
動作確認済みのカメラ[]
機種名 | 価格 | スペック |
---|---|---|
Logicool C270 | 2250円 | 720p/30fps |
C525(2011) | 5630円 | 720p/30fps |
C615 | 6750円 | 1080p/30fps |
スペックの目安[]
- 公式からの具体的な推奨スペックは古い情報しかないため実質不明だが、多くのテスト報告により「30FPS以上 & 720p以上」が目安だと思われる。
- 画質に関してはゲーム内のソフトウェアが720pのみに対応しているため、1080pのカメラを使用しても720pに圧縮され、むしろCPUに負担がかかるのではないかという話もある。その為、むやみやたらに高いカメラを購入すれば良い訳ではないようだ。
Logicool製カメラを使用する際の注意(15FPS問題)[]
- Webカメラはロジクール製の物がコストパフォーマンスに優れ人気も高い。 無論FOIP機能にも適していると言えるが、一つだけ注意点がある。
- スペックには30又は60FPSの表記があるものの、実際に使用してみると'15FPS'しか出ない場合がある。 これはソフトウェアのデフォルト設定に原因があり、設定を変更する事でスペック通りのFPSを出す事が出来る。
手順[]
- 1. 'Logicool ウェブカメラソフトウェア" を起動する
- 2. 左下の"ウェブカメラコントローラー"をクリック。
- 3. ポップアップ表示にある"ウェブカメラのオプション"をクリック。 RightLightにチェックが入っていれば外す。
- 4. 以上。 ちなみに一番下の詳細設定は、細かい設定変更を行うことが出来る。
使用方法[]
ウェブカメラの設置を終え、そのソフトウェアもDLしたら、次にゲーム内設定へ移ろう。
1. ゲームを起動しメニュー又はPU内から、設定画面へ行き一番右のタブにある "COMMS SETTINGS" をクリック
2. 一番上の "Enable FOIP" をクリックし "YES" にする
3. 次に下から三番目の "Calibrate FOIP" をクリックすると、顔認識が行わる。
これでフェイスリンクは終了となる。 この時点でゲーム内のプレイヤーと表情が同期しているはずなので三人称視点や「Numpad '/'」(顔確認視点)で確認してみよう。
次にフリールックを使用する場合は、下の二つを設定しよう。 "Enable FOIP Free Look" のみを "YES" にすると歩行時や、航行時等全てでFOIPフリールックが有効になる。 "Enable FOIP Free Look" を有効にして、"Enable Free Look Only When Seated" を "YES" にすると船舶航行時のみフリールックが有効になる。
FOIP用キーバインド[]
キー | 動作 | 説明 |
---|---|---|
/ (Numpad) | 表情確認 | プレイヤーの顔を確認できる |
* (Numpad) | キャリブレーション | 顔を再認識する |
- (Numpad) | フリールック On/OFF |